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2001年~2006年の5年間の英国駐在の記録を少しずつアップして行きます リンク歓迎!


by 2001-2006UK

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2001年12月29日 グラナダにて 4日目

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早朝にグラナダへ移動 「アルハンブラ宮殿」へ~





朝5時起床。ホテルを6時にチェックアウトし、バスで空港へ向かう。国内線なのでとても小さな飛行機。「グラナダ」に予定通り到着。標高が高いせいか、バルセロナよりもずっと寒い。バスで市内まで移動。30分ほどで到着。日本と違って、空港から市内まで30分以内のところがほとんどでそれはとても助かる。
まずはホテルにチェックインし、荷物を預けて、「アルハンブラ宮殿」へ。アルハンブラ行きの小型バスがちゃんと運行していてとても助かった。何故小型かというと、グラナダの街は道がとても狭くしかもガタガタ石畳。住民は車というよりみなバイク。とにかくバイクが目立つ。しかもヤマハ・ホンダと日本製ばかり。
朝9時半、チケット売り場には既に大勢の観光客の行列。チケットを手に入場門を無事通過。今回天候には非常に恵まれた。空港では寒くてどうなることかと心配だったが、お日様が昇るにつれてドンドン気温が上昇。よかった。

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宮殿の向かい側に見えるのが白壁の家々が並ぶ「アルバイシン地区」グラナダ古代アラブ人街。とても印象的。
グラナダは紀元前のローマ時代から栄えた古い街で7世紀から始まるイスラム支配下でグラナダ王国が築かれ、繁栄を誇った。中世になってカトリック両王によるレコンキスタ(国土回復運動)が始まり、1492年にはイスラム最後の砦であったアルハンブラ宮殿が落城。数百年以上も続いたイベリア半島のイスラム支配に終止符が打たれたという、世界の歴史上重要な街らしい。イスラム時代の影響が文化や芸術などに色濃く残り、今も受け継がれている。
アルハンブラとは「赤い城」の意味。ほとりから見上げれば堅固そのものの城塞だが、内側には今までお目にかかったことのない、様相のイスラム世界が生き続けていた。
15世紀末、キリスト教に征服されたが、王宮は破壊も改変も免れた。宮殿の超越的な美しさの前では宗教の壁を超えたのだろう。

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「カルロス5世宮殿」ルネッサンス建築の最もすぐれた例のひとつといわれている。正方形の1辺63mの堅牢な構造。
真ん中に柱廊に囲まれた円形の中庭というスタイル。力強さを感じた。
現在は美術館として利用されている。


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今回の目玉である「王宮」へ。池や噴水を設けた中庭の周辺に部屋を配置というイスラム建築の伝統に則したつくり。コレほどまでに華麗な内装の空間を体験したのは初めてかもしれない。それは大理石に気の遠くなるようなきめ細かい彫刻が施されており時空を越えた異空間に迷い込んだようであった。キリスト教徒の手に落ちたゴルドバを逃れてきた建築家や芸術家たちの技術と才能、セビーリャで発達した装飾のテクニックがすべてこの宮殿に結集されたのだとか。かなりのインスピレーションを与えられた気がした。この宮殿を鑑賞するためだけにでも是非1度は訪れるべきだと思った。


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「パルタル庭園」まるで「不思議の国のアリス」に出てくる女王のバラ園のよう。きれいに剪定さらた木々で壁が作られており、碁盤の目のようになっている。春や夏には花々が咲き誇りさぞかしきれいであろう。

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宮殿の見学ですっかりはらぺこになってしまい、市内で発見した「イタリアン」へ入った。
「サングリア」を飲む。甘いが、なぜか喉越しさわやか。酔っ払った。
魚介類、特に「海老」が美味いのでまた食す。たっぷりのオリーブオイルに浸って出てきた。
スペインでもイタリアンのお店は繁盛していた。
「ホテル」は3つ★
サービスは充分だったが、となりの声やシャワーや水道の音で目が覚めた。これには正直参った~(涙)
のんびりとリゾート目的で旅行する際には「静かなホテル」でないと納得できないけど、今回は観光目的のため、我慢しよう。
by 2001-2006UK | 2008-07-17 20:19 | スペイン旅行2001

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